様々な興行が新型コロナウイルスの影響を受け出した2020年2月末、アーティストや民間企業が自主的に無観客ライブ配信やコンテンツの無料公開を個別で開始。政府としての方針も定まらず日本中が暗いムードの中、我々はライブやコンテンツが公開されている自粛期間中の状態を、出入りが自由な巨大なオンラインフェスと捉え、日本中のオンラインイベント情報を集約するプラットフォームサイト「オンラインフェスジャパン」を制作した。SNSから多数の利用者が流入し、コンタクトフォームにはアーティストファンから情報提供の声や、アーティスト事務所からの掲載依頼が多数投稿された。政府による対策や緊急事態宣言が発令された4月に更新は停止。現在はアーティストや民間企業がウイルスに対し自主的に立ち上がった活動の記録として、インターネット上に保存している。